「第1回秀雲會 奉納 謡仕舞」を行いました。
暁星国際学園が所在する木更津市(上総国)の歴史は古く、
八剱八幡神社も大変由緒あるお神社です。
古事記によれば、人皇第12代景行天皇の40年、
日本武尊御東征の折り、浦賀沖で暴風雨に遭遇し御船が
転覆寸前となった際、妃橘姫が海の神の怒りを静めようとして、
尊の身代わりとなって御入水になりました。
尊は無事にこの地に到着後、姫の死を悼んでしばらく八剱八幡神社に
滞留され、この地を去ることをなさらなかったので「君去らず」と
呼ぶようになり、なまって「木更津」になったと伝えられています。
また、源氏再興のための旗揚げをした源頼朝が、一度は石橋山の戦いで
敗北し安房国へ退去後、房総に勢力を持つ上総広常と千葉常胤に
加勢を得て勢力を盛り返し、ここ木更津の地を通過する折り、
ここの八剱八幡神社で戦勝祈願をしたと言われています。
その後平家を打倒し、源頼朝鎌倉幕府開幕に当たり、神領を寄進して
社殿を造営されました。
現在においても、総鎮守として東京湾を含む上総地域一帯を守り、
地域の方々からの信仰の厚いお神社となっています。八剱八幡神社の
総檜の参集殿を通り、拝殿にて指定文化財・格天井装飾画に見下され、
本殿へと導かれます。神様への奉納をさせて頂く前には、
ご祈祷をしていただき身も心も清めて頂きました。
能楽師の秀雲先生によれば、奉納を行う者はみな、
神様に喜んでいただく気持ちでお捧げするものである
とお教えいただき、秀雲會一同一心に勤めて参りました。
番組表やご招待状やその水引を編むことなどを含め、
すべて手作りの奉納になりました。
今後、ヨハネ生や保護者の方からの感想等をご紹介致します。


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