2022年12月31日

国際津波防災学会・第6回総会

先月「国際津波防災学会」第6回総会会合が行われ、
ヨハネ生代表がヨハネ卒業生の協力のもと
発表を行う機会をいただきました。

「国際津波防災学会」は、災害から人々の生命を守るため、
専門分野の枠を超えて、学際的・多角的に防災を
考えようとする組織です。

ヨハネ研究の森は「人間社会と地球環境分科会」として活動しており、
今回の会合は、新型コロナ禍に伴いオンラインで開催され、
ヨハネ研究の森一同も、インターネットを介して
参加することができました。

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(国際津波防災学会ホームページより)

ヨハネ生代表は、これまでのヨハネで行ってきた検討を深め、
紀州広村を津波から救った濱口梧陵の当事者意識形成過程と
ギリシャ神話における災害伝承としての意義に関する研究や
防災意識を高めるために行った活動を紹介する
「文明と天災2022〜An Unending Dialogue Between Us
and Disaster Traditions〜」

と題した発表を行いました。

貴重な学びの機会を設けていただいた国際津波防災学会の皆様に、
ヨハネ研究の森一同、心より御礼申し上げます。

参考:国際津波学会ホームページ
posted by stjohns at 17:00 | グローバル教育

2022年10月31日

かずさDNA研究所様の開所記念講演会に参加しました

10/22(土)、ヨハネ研究の森一同は、かずさDNA研究所様の
開所記念講演会に参加させていただきました。

今回の記念講演会のテーマは、「オオムギの新しい育種技術と
おいしいビール」、そして「希少難病の「研究」から「検査」へ:
かずさDNA研究所の取り組み」でした。
それぞれ、岡山大学資源植物科学研究所教授佐藤和広先生、
かずさDNA研究所 副所長小原收先生により、DNA研究の最先端に
関わるお話をしていただきました。

「オオムギの新しい育種技術とおいしいビール」では、
大きくて難しいと言われたオオムギのゲノム解読に成功し、
日本で初めて遺伝資源をスヴァールバル世界種子貯蔵庫に
貯蔵したというお話をうかがいました。

「希少難病の「研究」から「検査」へ:かずさDNA研究所の
取り組み」では、かずさDNA研究所の設立から今日に至るまで、
どのように課題を設定し研究してきたのかというお話でした。

終了後、講師の先生方に質問する機会をいただき、ヨハネ生は、
自分の研究活動・自分の進路選択・自分の生き方に繋げた
質問をし、丁寧にお答えいただきました。

ヨハネ生たちにとって刺激に満ちた時間となりました。

すばらしい機会をいただいた公益財団法人・かずさDNA研究所様に、
この場を借りて御礼申し上げます。

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posted by stjohns at 16:00 | グローバル教育

2022年09月30日

東京工業大学名誉教授丸山茂徳先生学園祭特別講演

去る9月26日、ヨハネ研究の森セッションホールにて
丸山茂徳先生(東京工業大学名誉教授)による
特別講演会が開催されました。
当初24日に公開プログラムとして実施予定でしたが、
台風15号の接近により、急遽翌日の午前中に
ヨハネ生のみでの実施となりました。

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丸山茂徳先生には、これまで20年近くにわたって
ヨハネ研究の森を定期的にご訪問いただいており、
私たちは、先生の語る科学の最先端の話題に
常に大きな刺激を受け続けています。

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「学校とは何だろう」では、共同体のルールのあり方から
学校教育の本質、教科学習で身につけるべき力、
文化・文明論へと幅広く展開されました。

「プレートテクトニクスの原動力」では、プレートを
動かす動力源について、ご専門の岩石学の知見を駆使した
新たなモデルをご紹介いただきました。

「脳科学の最前線」では、脳科学の最前線のお話に
天才的な人物の分析やご自身の経験を交えて、
天才的な閃きが生まれるのはどういうときかについて
お話しいただきました。

「文明と海水準変動」では、地球の海水準は上下動を
繰り返しており、それが生命進化や文明の誕生に
関係があるという知的刺激に満ちたお話がありました。

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丸山茂徳先生に、心より感謝申し上げます。

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posted by stjohns at 18:00 | グローバル教育