2021年07月12日

「協力」について考える

ヨハネ研究の森では毎年1つのテーマを取り上げて
全員で検討しています。

今年は「協力」について考えていくことになりました。

ヨハネ研究の森コースは全寮制ですから、
毎日の生活の中で、「協力」について考えることが
たくさんあります。

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先日は、ヨハネ研究の森コースそのものが、
多くの人たちの協力で作られたというお話を
うかがい、「協力」という言葉の持つ広がりを
感じ取りました。

その中で。「自分の考えと他者の考えを比較・
検討することができるような干潟を創り出す」
ことの大切さについてのお話が心に残ったようで、
夜間寮でも議論になったようです。

これから様々な材料を通して、「協力」について
考えています。
どんな検討になっていくのか楽しみです。

がんばっていきましょう!

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posted by stjohns at 14:00 | セッション

2019年04月26日

オリエンテーション「共同体とは何か」

いよいよ新年度が始まり、ヨハネ生たちはこの一ヶ月間、
新たな仲間とともに、日々「学びの生活」に励みました。

ヨハネ研究の森コースは全寮制ですから、毎日の生活を
共に過ごすことは、ある意味では当たり前かもしれません。

しかし、それだけでは、ヨハネ研究の森がめざす
「学びの共同体」に近づくことはできない、と
私たちは考えています。

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さまざまな場所から、趣味も嗜好も育った環境も異なる
人びとが集まったとき、その場所はどうやって
「共同体」へと成長していくのでしょうか。

今年のオリエンテーションでは、新入生を迎え、
新たな「学びの共同体」をつくりあげていくために、
さまざまな素材からこのテーマについて考えました。

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特に、ともに生きる人と人の間にうまれる
「共同注視(joint attention)」の大切さが、
ヨハネ生たちの心に強く残ったようです。

毎年、オリエンテーションを通して、新入生たちは
セッションや自学、自主的な研究会といった、
ヨハネ研究の森の学びのスタイルを身につけていきます。

今年の4月も、新入生の皆さんの表情や、学びに
取り組む姿勢が、どんどんヨハネ生らしく
成長していく姿が見られて嬉しいかぎりです。
これからも、一緒にがんばっていきましょう!

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posted by stjohns at 13:00 | セッション

2019年02月25日

2018年度 研究発表会

2月23日(土)、今年1年間の研究成果を報告する
ヨハネ研究の森の伝統行事「研究発表会」が、
本校セッションホールで開催されました。

2018年度 研究発表会プログラム(PDF形式)
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近年、人工知能(AI)の目覚ましい発達は、
産業の構造のみならず、音楽や文芸、美術を
はじめとする人間の活動のあらゆる領域に、
巨大な変化をもたらすであろうと予測されています。

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日本政府は、あらゆるモノがネットワークを
通してつながり、そこで生まれる巨大なデータを
人工知能が解析していくことで生まれる社会を
「Society 5.0」と位置づけました。

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今後の社会を大きく変化させ、人類の役割すら
失わせかねないというAIの「知能」とは、
いったいどのようなものなのでしょうか。

そもそも、私たち人間の「知能」のあり方、
そして人類史上、あらゆる場所や時代において
発揮されてきた人間の知的能力とは、
はたしてどのような性質を有しているのでしょう。

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今回の研究発表会では、進化するAIの姿に加え、
人間の表現能力の本質、人類の「知性」の特徴、
科学史を通した人類の知性の姿など、
多様な側面から、人類の本質が検討されました。

教科や学年の枠を超えて、ひとつのテーマを学び、
共に理解を構築していくヨハネ生の姿が、
発表からもあらわれていたように思います。
ご多忙の中、研究発表会にご来訪いただいた皆様、
誠にありがとうございました!

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posted by stjohns at 09:00 | セッション